自分の黒歴史にツッコんでみた

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「学校行事は生徒主体でやっていいってことになってて、

　自分たちがやる競技も自由に決めていいってことになってる」


(へぇ〜、いいね！ちょっと説明がまどろっこしいけど、何か楽しそうな気がする)





へ〜！何か楽しそう！体育祭が楽しみになってきちゃった！


(ヤベ、地味に琉南ちゃんと反応被っちまった。

　恐らく彼女狂いであろうれんれん〖僕の性癖から推測〗に抹消されるとかないよね？大丈夫？)






「競技は何がオススメ？」


(いやいや、オススメの漫画やアニメを聞いてるわけじゃないんだから。さすがにないでしょ)





「楽しさで言うなら、障害物リレーだよ」


(あるんか〜い！体育祭の競技にオススメ見出してる奴、なかなかいないだろ)






「流音ってホント障レー好きだよな」


(”障レー”って……。まさかとは思うけど、障害物リレーの略！？嘘でしょ！？

　そんな癖強い略し方してる中学生、君たちぐらいだって！)





新くんの言葉に、みんな「確かに」って顔してるよ。


(いや、別に共感するのはいいでしょ。何でちょっと台詞のチョイスが嫌そうな感じなの？

　何、この数秒の間に新くんと琉南ちゃんで喧嘩でもしてた？

　というかそれより、誰か障害物リレーの略し方にツッコんであげてよ)





「その代わり、準備が大変だけどね」


(あ〜、分かる。人によっては、前日準備がとにかくキツイよね)





鏡くんの言葉に反論するかのように、蓮くん・翔くん・新くんが口々に話始めた。


(え、どうした？もしかして君たち、”準備が大変だとか言い訳するな！”とか言うタイプの、

　体育祭ガチ勢だった？マジで？意外な組み合わせだね)





「いやいや、鏡。アレは”大変”って言葉じゃ収まりきらないだろ」


(一体、体育祭の準備で何があったんだよ……)





「ん、アレは見てるだけの俺たちだってヤバそうに見えた。まさに地獄だよな」


(見てたなら手伝ってあげろよって感じたのは、僕だけでしょうか。

　え、君、体育祭準備観察係でもやってたの？特殊部隊発動した？)





「てか、俺らもナゾの雑用やらされたしな」


(何だろう……。”アレ”とか”ナゾ”とか、ちょいちょい片仮名なの気になるんだよなぁ)



　



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新作

拝啓、初恋薫る君へ。



＿＿＿上記の作品は、今までの作品とは少し雰囲気が異なる物語となっています。

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